インフル後の咳が止まらない理由|咳喘息や肺炎の危険サインと受診の目安
インフル後の咳が止まらない理由|咳喘息や肺炎の危険サインと受診の目安を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
長引く咳の背景には、自然寛解する感染後咳嗽だけでなく、治療介入が必須となる疾患が潜んでいます。特に注意すべきは、アレルギー性疾患の一種である「咳喘息」と、細菌の二次感染によって引き起こされる「気管支炎」や「細菌性肺炎」です。気道粘膜が破壊された脆弱な肺胞領域に肺炎球菌や黄色ブドウ球菌が侵入すると、解熱した数日後に再び微熱や激しい悪寒が生じ、重篤化を招くリスクがあります。
とりわけ注目すべきは咳喘息の初期症状です。「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難を伴わないため見逃されがちですが、冷たい空気を吸い込んだ瞬間や電話中の発話時に突然咳が止まらなくなるのが顕著な特徴です。日本呼吸器学会の報告でも、咳喘息を適切な治療を行わずに放置した場合、およそ30%が本格的な気管支喘息へと移行することが確認されています。「熱がないから大丈夫」という過信は極めて危険です。