シャワーの出が悪い原因は故障?今すぐ自宅で試せる改善策をプロが徹底解説

シャワーの出が悪い原因は故障?今すぐ自宅で試せる改善策をプロが徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

設備業者を呼ぶ前に、住まい手自身で安全に試せるアプローチがいくつか存在します。多くの家庭で見過ごされているのが、噴出孔周辺に蓄積するミネラル分と、水栓内部の流量リミッターです。

第1の処置として行うべきは、シャワーヘッドの目詰まり掃除です。水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの無機塩類は、水分が蒸発する過程で結晶化し、散水板の小さな穴を塞いでしまいます。この白い結晶汚れはアルカリ性であるため、酸性のクエン酸水(ぬるま湯200mlに対してクエン酸小さじ1杯)にシャワーヘッドを一晩浸け置きし、翌朝古い歯ブラシで軽く擦るだけで、劇的に水圧が回復する事例が後を絶ちません。

第2に、ホース接続部にあるシャワーホースフィルター清掃です。水栓本体とホースの接合部、あるいはシャワーヘッドの根本には、配管からのサビやゴミを受け止める小型ストレーナーが内蔵されています。プライヤー等の工具で接続リングを緩めてフィルターを取り出し、流水と歯ブラシで砂利状の付着物を取り除く作業が極めて有効です。

第3に、蛇口本体の脚部にある止水栓調整方法を見直すことです。壁付き混合水栓の左右の脚部には、マイナスドライバーで開閉できる調圧弁が備わっています。右に回すと水量が絞られ、左(反時計回り)に回すと流量が増大します。大掃除の後や引っ越し直後に「水圧が不満だ」と感じる場合、前住人や清掃業者が止水栓を過剰に締め込んでいるケースが頻発しています。右側の水側、左側の湯側の双方を反時計回りに半回転から1回転緩めるだけで、水流の勢いが一変します。

併せて、戸建て住宅なら敷地内の量水器ボックス、集合住宅なら玄関横のパイプスペースを開け、水道元栓の開け方と確認手順に沿ってバルブが完全に「開」の状態で固定されているかを点検することも基本動作のひとつです。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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