金正恩の実母・高容姫の真実|大阪出自の秘密とパリ客死の全内幕
金正恩の実母・高容姫の真実|大阪出自の秘密とパリ客死の全内幕にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
高容姫の原点は、終戦直後の日本にありました。彼女は1952年6月26日、大阪市生野区鶴橋の在日朝鮮人集住地域で生まれました。当時の本名は「高春幸(コ・チュンヘン)」であり、日本名は高山容恵と名乗っていた記録が残されています。
父親である高京沢(コ・ギョンテク)は韓国・済州島の出身で、戦時中に日本へ渡航し、大阪の軍需工場などで働いていました。戦後の混乱期、生活基盤が不安定だった一家は、1959年から始まった日本赤十字社と北朝鮮赤十字会による「在日朝鮮人の帰還事業(帰国事業)」の波に乗り、1962年頃に新潟港から北朝鮮の清津(チョンジン)へと渡航しました。
当時「地上の楽園」と宣伝されていた北朝鮮でしたが、現実は過酷な階層社会でした。北朝鮮独自の身分制度である「出身成分」において、日本からの帰国者は資本主義社会に染まった「動揺階級」や「敵対階級」として監視・差別の対象となるのが常でした。しかし、高容姫の端麗な容姿と天性の舞踊の才能は、この過酷な宿命を覆す突破口となったのです。