耳の下が痛い原因は?押すと痛い・しこりの正体と受診目安
耳の下が痛い原因は?押すと痛い・しこりの正体と受診目安の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。
実際に医療機関へ足を運ぼうとしたとき、最も迷うのが「何科を受診すべきか」という問題です。結論から言うと、第一選択として受診すべきは「耳鼻咽喉科」です。
耳鼻咽喉科は、耳の穴の中だけでなく、耳周囲、唾液腺(耳下腺・顎下腺)、頸部リンパ節、咽頭・喉頭を専門領域とする診療科です。クリニックには超音波診断装置(エコー)やファイバースコープが常備されており、しこりがリンパ節なのか耳下腺なのか、あるいは唾石が存在するのかをその場で迅速に画像診断できます。
診療科の振り分けに迷った際は、以下の受診判断基準を参考にしてください。
【耳鼻咽喉科を受診すべきケース】
- 耳の下が全体的に腫れて熱感がある、または発熱を伴う
- 押すと痛むしこりがある、または皮膚の表面が赤くなっている
- 食事を始めると耳の下やエラが急に痛くなる
- 風邪をひいた後、あるいは喉の痛みに続いて耳の下が腫れてきた
- 顔の筋肉に動かしにくさ(麻痺感)を感じる
【歯科・口腔外科を受診すべきケース】
- 口を大きく開けたり閉じたりしたときにだけ耳の下・顎の付け根が痛む
- 顎を動かすと「カクン」「ジャリッ」と関節音が鳴る
- 噛み合わせに違和感があり、奥歯でしっかり噛み締められない
- 重度の虫歯や親知らずの痛みが耳の下まで響いている感覚がある
なお、「耳の下がパンパンに腫れて38.5度以上の高熱が出ている」「水分を飲み込むことすら困難」「顔の片側が麻痺して歪んできた」という症状がみられる場合は、急性感染症の重症化や神経圧迫の兆候であるため、翌日を待たずに救急外来や休日診療所の受診を検討してください。