イラレで画像パス化!線がガタガタになる原因と綺麗なベクター化手順

イラレで画像パス化!線がガタガタになる原因と綺麗なベクター化手順の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

パス化を綺麗に成功させるアプローチは、素材が「手書きのアナログイラスト」なのか「幾何学的な企業ロゴ」なのかによって完全に分岐します。素材の性質に合わせた最適解を選択することが、仕上がりのクオリティを劇的に引き上げます。

1. 手書きイラストを美しくパス化する「Photoshop前処理」の裏ワザ

紙にペンで描いたイラストをスキャン、またはスマートフォンで撮影した場合、そのままイラレに配置してはいけません。紙の地色(わずかな黄ばみや影)がノイズとしてトレースに悪影響を与えるためです。

配置する前にAdobe Photoshopなどの画像編集ソフトを開き、「イメージ」>「色調補正」>「レベル補正」を適用します。白側のスライダーを左に寄せて背景の紙を完全な「#FFFFFF(白)」に飛ばし、黒側のスライダーを右に寄せて線の輪郭をクッキリと黒く締めます。この白黒のメリハリを極限まで強調したデータをIllustratorに配置し、白黒2色モードで「ホワイトを無視」をONにしてトレースすることで、紙のテクスチャや鉛筆の薄い擦れがゴミとして拾われるのを完全に防ぐことができます。

2. 企業ロゴを正確にトレースする「ペンツール併用」のハイブリッド技

企業ロゴや幾何学的なアイコンを画像トレースでパス化する場合、どれほど詳細パネルを突き詰めても、真円が微妙に歪んだり、直線の角がわずかに丸みを帯びたりすることは避けられません。ブランディングにおいて、ロゴの比率や直線の狂いは致命的な欠陥となります。

現場のプロは、全体を無理に自動トレースしようとせず、以下のようなハイブリッド手法をとります。

・有機的な曲線やシンボルマークの絵柄部分:画像トレースで輪郭を抽出後、「オブジェクト」>「パス」>「単純化」または「アンカーポイントの削減」を実行して曲線を整える。
・ロゴタイプ(文字)や外枠の幾何学図形:画像を不透明度50%で下絵としてロックし、長方形ツール、楕円形ツール、ペンツールを用いて手動で新規にパスを引く。

この二段階のアプローチを組み合わせることで、自動化によるスピードと、ベクターデータ本来の幾何学的なシャープさを高次元で両立させることが可能になります。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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