山口百恵の実父は医者だった?『蒼い時』が明かした絶縁と手切れ金の真相
山口百恵の実父は医者だった?『蒼い時』が明かした絶縁と手切れ金の真相についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
富と名声を手に入れた百恵の前に、突如として姿を現したのが、かつて母子を放置していた実父・久保茂氏でした。娘が大スターとなり巨額の金が動いていると知るや否や、父親としての権利を猛然と主張し始めたのです。
久保氏は所属事務所であるホリプロに頻繁に出入りし、「百恵の父親」を名乗って多額の金銭の前借りを要求。さらに、百恵の親権者であることを盾に、無断で他社への引き抜き移籍を画策したり、自ら芸能プロダクションを立ち上げて娘を移籍させようと画策しました。要求が通らないと見るや、実父は百恵を「親不孝者」「事務所に洗脳されている」などと週刊誌上で激しく非難し、百恵の実印を偽造して権利を乱用する暴挙にまで出ました。
1980年に出版され、300万部を超える記録的ベストセラーとなった自叙伝『蒼い時』の中で、百恵はこの実父との壮絶な闘争を生々しい言葉で振り返っています。同書に記された「血がつながっているというだけの赤の他人」「私には父親というものは存在しない」という痛烈な一節は、血縁という呪縛を断ち切る覚悟を表明した歴史的な告白として、当時の日本社会に凄まじい衝撃を与えました。
事態を重く見たホリプロ創業者・堀威夫社長や顧問弁護団は、百恵と母の尊厳を守るために実父との全面対決を決断。実父側が起こした親権や移籍をめぐる裁判・調停の中で、最終的に提示されたのが「手切れ金」による完全絶縁の合意でした。