三乗根の有理化公式と解き方のコツ|3乗の因数分解で迷わず解く方法

三乗根の有理化公式と解き方のコツ|3乗の因数分解で迷わず解く方法に取り組みたい方へ、役立つ ガイドラインをご紹介します。

三乗根の有理化で躓いてしまう最大の原因は、平方根の癖で「とりあえず同じ三乗根を掛けてしまう」あるいは「符号違いの $a-b$ を掛けてしまう」という誤ったアプローチにあります。平方根は2乗すればルートが外れますが、三乗根($\sqrt[3]{A}$)は3乗して初めて外れるという構造的な性質を持ちます。

高校数学の「数と式」で習得する最も基本的かつ強力な三乗根有理化公式は、以下の展開公式の逆利用です。

  • パターンA: $(a + b)(a^2 - ab + b^2) = a^3 + b^3$
  • パターンB: $(a - b)(a^2 + ab + b^2) = a^3 - b^3$

例えば、分母が $\sqrt[3]{a} + \sqrt[3]{b}$ である場合、分子と分母の双方に $((\sqrt[3]{a})^2 - \sqrt[3]{a}\sqrt[3]{b} + (\sqrt[3]{b})^2)$、すなわち $(\sqrt[3]{a^2} - \sqrt[3]{ab} + \sqrt[3]{b^2})$ を掛け合わせます。これにより、分母は $(\sqrt[3]{a})^3 + (\sqrt[3]{b})^3 = a + b$ となり、無理数が完全に解消されます。

この三乗根の外し方をマスターしておけば、単項の $\frac{1}{\sqrt[3]{2}}$(分子分母に $\sqrt[3]{4}$ を掛けて分母を2にする)から2項の無理式まで、すべて同一のロジックで迷いなく処理できるようになります。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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