自転車に乗ると股間が痛い…実は前立腺炎?サドル対策と予防法を徹底解説

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自転車に乗る際、体重の大部分は骨盤の底にある坐骨と恥骨、そしてその間に位置する「会陰部(えいんぶ)」にかかります。会陰部の深部には男性特有の生殖器官である前立腺が存在し、その周囲には陰部神経や内陰部動脈が網の目のように走っています。

特にロードバイクやクロスバイクのような前傾姿勢をとるスポーツ自転車では、骨盤が前傾することで体重が坐骨から前方の会陰部へと集中します。細く硬いサドルのノーズ(先端部分)が前立腺周辺をダイレクトに圧迫し続けると、局所の血流が著しく阻害され、酸素欠乏と組織の微小な損傷が引き起こされます。これが自転車による股間の痛みや会陰部の圧迫・痺れの根本原因です。

前立腺炎には細菌感染による「急性細菌性前立腺炎」と、非感染性の物理的刺激や血行障害から生じる「慢性前立腺炎/慢性骨盤疼痛症候群(CP/CPPS)」の2種類が存在します。サイクリストに見られる症状の約9割以上は後者の非細菌性タイプであり、長時間の振動と圧迫が持続的な炎症を引き起こし、下腹部の鈍痛、頻尿、睾丸の奥の違和感といった多岐にわたる不快感を生み出しています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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