なぜ子供の行方不明は防げないのか?未解決事件の真相と命を救う初動対応
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失踪事案に対して、海外ではどのようなアプローチが取られているのか。米国における取り組みの先駆者となったのが、自らの愛息アダム君を誘拐・殺害された経験を持つジョン・ウォルシュ (John Walsh)である。彼は深い悲しみに留まることなく、全米行方不明・被搾取児童センター (NCMEC)の設立に尽力し、官民一体となった捜査支援体制を築き上げた。
NCMECは、子供が行方不明になった際に高速道路の電光掲示板や携帯電話へ即座に緊急警報を発令する「アンバーアラート」システムの運用をはじめ、顔写真の経年変化予測(エイジ・プログレッション)技術を用いた捜索など、最新テクノロジーを駆使した追跡をリードしてきた。日本においても、民間の防犯カメラネットワークや位置情報アプリの連携が進みつつあるが、国家レベルでの即時情報拡散システムという点では、なお学ぶべき課題が多い。