なぜ米国は戦争を繰り返すのか?軍産複合体の真相と2026年リスク
なぜ米国は戦争を繰り返すのか?軍産複合体の真相と2026年リスクについての疑問解決ガイドをお届けします。
メディアでは長年「アメリカは世界の警察をやめた」と報じられてきました。バラク・オバマ政権が宣言し、ドナルド・トランプ政権が「孤立主義」を叫び、ジョー・バイデン政権が2021年にアフガニスタンから泥沼の撤退を完了させた光景は、その象徴と受け止められています。
しかし、防衛省関係者やワシントンの外交筋の証言を検証すると、「撤退」という言葉は正確ではありません。実態は「直接出兵(ブーツ・オン・ザ・グラウンド)の回避と、同盟国を前面に立たせるハイブリッド介入への転換」です。
ロシアによるウクライナ侵攻における米軍動向はその教科書的事例です。米軍兵士を一切戦場に送り込まない一方で、軍事衛星や偵察機によるリアルタイムの標的情報(インテリジェンス)、HIMARS(高機動ロケット砲システム)や防空システムを惜しみなく提供。自国の兵士の生命リスクをゼロに抑えながら、戦略的ライバルであるロシア軍の戦力を削ぐ戦略を徹底しています。つまり、米国は戦争を放棄したのではなく、より低コスト・低リスクで相手を消耗させる戦術へ完全にシフトしたのです。