クローズZero山田孝之演じる芹沢多摩雄の伝説|小栗旬との秘話と強さ
クローズZero山田孝之演じる芹沢多摩雄の伝説|小栗旬との秘話と強さの見逃せないポイントを一挙に解説しました。
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映画『クローズZERO』が公開された2007年当時、山田孝之の年齢は23歳(撮影開始時)でした。それまでの山田孝之といえば、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』や映画『電車男』、ドラマ『タイヨウのうた』などで見せた、心優しくナイーブな青年役の印象が世間に定着していました。そのパブリックイメージを粉々に打ち砕いたのが、鈴蘭男子高校の覇権を握る「芹沢軍団」のトップ、芹沢多摩雄という怪物キャラクターです。
映画の冒頭、ヤクザの襲撃を軽くいなし、ドロップキック一発で相手を吹き飛ばす初登場シーンから、劇場の空気は一変しました。重厚な低重心の構え、鋭く据わった眼光、そして圧倒的な暴力性の中に漂う独特の気だるさは、観客だけでなく映画関係者にも大きな衝撃を与えました。当時の映画雑誌やメイキングインタビューにおいて、三池崇史監督は「山田孝之の持つ獣のような集中力と瞬発力が、芹沢という役に唯一無二の説得力を与えた」と語っています。
芹沢多摩雄が単なる凶暴な不良で終わらなかった最大の要因は、圧倒的な強さと同時に描かれた「徹底的な庶民派キャラクター」という強烈なギャップにあります。落ちている駄菓子を迷わず口に運び、麻雀で負けては仲間から小銭を巻き上げ、貧乏アパートでインスタント麺をすする姿は、視聴者に強烈な親近感を抱かせました。この「凄まじい戦闘力」と「愛嬌ある人間味」の二面性こそが、芹沢多摩雄がかっこいい理由として今なお熱狂的な支持を集める根源です。