ロマンスポルノの意味とは?ロマンポルノとの違いや元ネタの真相
ロマンスポルノの意味とは?ロマンポルノとの違いや元ネタの真相の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。
ロマンスポルノを語る上で欠かせないのが、本家である日活ロマンポルノの歴史と背景です。
テレビの普及によって映画産業全体が深刻な斜陽期を迎えていた1971年、経営危機に直面した名門・日活は全社的な方針転換を決断し、成人映画路線へと舵を切りました。これが「日活ロマンポルノ」の幕開けです。
当時、撮影現場には極めてシンプルかつ厳格な「ロマンポルノ制作ルール」が課されていました。
- 上映時間はおよそ70分前後であること
- 10分に1回程度の割合でベッドシーン(濡れ場)を挿入すること
- 低予算・短期間(約1〜2週間)で撮影を完了すること
驚くべきことに、これらのルールさえ厳守すれば、物語のプロットやテーマ、映像演出の手法は完全に監督の自由裁量に委ねられていました。その結果、若手監督や助監督たちの登竜門となり、神代辰巳、森田芳光、根岸吉太郎、黒沢清といった日本映画界の巨匠たちが次々と作家性を爆発させた名作を世に送り出しました。
『(秘)色情めす市場』(1974年)や『赫い髪の女』(1979年)など、映画史に名を残す名作群はキネマ旬報ベスト・テンなど名立たる映画賞を席巻し、単なるポルノの枠組みを超えた芸術映画としての地位を確立したのです。