納豆と生卵の食べ合わせはNg?栄養学が明かす真相と最新常識
納豆と生卵の食べ合わせはNg?栄養学が明かす真相と最新常識について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をお届けします。
こうした栄養素の相互作用について、日本を代表する栄養疫学の権威である東京大学名誉教授の佐々木敏氏は、著書や講演の中で「単一の栄養素の実験室データだけを見て、日々の食事全体を判断することの危険性」を繰り返し指摘している。
現代の栄養学の視点から見れば、通常の食事をとっている健全な成人がビオチン欠乏症に陥るリスクは極めて低い。なぜなら、ビオチンは納豆以外のさまざまな食品にも含まれているうえ、腸内細菌によっても体内合成されているからだ。生卵の白身を1日に何十個も生で食べ続けるような極端な偏食をしない限り、日常の食事で生卵と納豆を一緒に食べたからといって健康上の実害が出ることはまずないというのが、疫学的・科学的な解釈である。