2010年ヒット曲ランキング総解剖|Akb・嵐・K-Pop激動の真相
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CDショップの棚をアイドルが席巻する裏で、若者の携帯電話(フィーチャーフォン、いわゆるガラケー)から鳴り響いていたのは、極めてパーソナルな感情を綴った楽曲たちでした。その筆頭が、西野カナの『会いたくて 会いたくて』です。
「会いたくて 会いたくて 震える」というあまりにも率直で切実なフレーズは、SNS普及期(当時のmixiや前略プロフィール、初期のTwitter)における若年層の孤独感や恋愛感情と完璧に共鳴しました。音楽関係者の証言によると、歌詞の制作段階で同世代の女性たちへの綿密なヒアリングを重ね、徹底的にリアリティを追求したとされています。このマーケティング手法と抜群の歌唱力が結実し、着うたフル市場で記録的なダウンロード数を叩き出しました。
また、2010年カラオケ人気曲の主役に君臨したのが、いきものがかりの『ありがとう』です。NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌として毎朝茶の間に届けられたこの曲は、ストレートで温かいメロディと感謝のメッセージが老若男女に受け入れられ、学校の合唱コンクールや結婚式ソングの定番として定着しました。JOYSOUNDやDAMの年間カラオケランキングでも、AKB48の『ヘビーローテーション』やEXILEの『もっと強く』と並び、年間を通じて上位をキープし続けました。