マルチ商法とは?ねずみ講との違いや巧妙な勧誘手口と失敗しない断り方
マルチ商法とは?ねずみ講との違いや巧妙な勧誘手口と失敗しない断り方に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
かつてのように「突然の電話でファミレスに呼び出され、怪しげな健康食品を囲まれる」といった古典的なやり方は淘汰されつつあります。現在のマルチ勧誘の手口と特徴は、警戒心の薄いオンライン空間に潜伏し、長期間かけて信頼関係を築く「潜入型(ステルス型)」へ完全に移行しています。
特に被害が急増しているのが、マッチングアプリでのマルチ勧誘です。恋愛や婚活を目的としたプラットフォームにおいて、次のような兆候を見せる人物は高い確率で勧誘グループの一員です。
- プロフィール写真が不自然に豪華(タワーマンションのラウンジ、高級ホテルのアフタヌーンティー、海外リゾート、高級外車など)
- 職業欄に「自由業」「個人事業主」「コミュニティ運営」と曖昧に記載され、「FIRE」「理想のライフスタイル」を強調する
- 2〜3回会って打ち解けた頃に「尊敬する起業家のメンター(お師匠さん)がいる」と第3者の存在を唐突に出してくる
- 「週末に仲間内でやってるフットサルやボードゲーム会、カフェ会に来ない?」と、身内のコミュニティへ誘導する
彼らは初対面でいきなり商品の話を決してしません。まず相手の現状の不満(低賃金、将来不安、人間関係の悩み)を徹底的に傾聴し、「共感」と「承認」を与えて精神的な依存を作ります。その上で「自分の人生を変えてくれた成功者」としてアップライン(上位会員)を偶然を装って紹介し、2対1の構図で契約へ追い込むのが王道のパターンです。特定商取引法第33条の2では、勧誘に先立って「事業者名」「勧誘目的である旨」「取り扱う商品」を告げることが義務付けられていますが、アプリ経由の勧誘者の大半はこの告知義務を意図的に無視しています。