早生まれは本当に不利?最新研究で判明した格差の真相と家庭の対策
早生まれは本当に不利?最新研究で判明した格差の真相と家庭の対策の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。
日本において、なぜ4月1日生まれまでが前年度の学年に組み込まれるのか。その根拠は明治時代から続く学校教育法と民法の規定にある。法律上、人は誕生日の前日が終了する瞬間(午後12時)に歳をとると解釈されるため、4月1日生まれの子どもは3月31日24時に満6歳となり、早生まれとして前年の学年に入学することになる。
行政手続き上の厳密な区分であるものの、現場の教育支援がその差を埋め切れているとは言いがたい。東京大学大学院経済学研究科の川口大司教授をはじめとする研究者たちは、日本の教育制度における年齢区切りの影響を計量的に分析してきた。文部科学省が実施する各種の全国調査データを分析すると、早生まれの影響は小学校時代にとどまらず、高校受験や大学進学の選択肢にまで微細な影響を与え続けていることが見えてくる。