5万回斬られた男・福本清三の伝説|死因と経歴やラストサムライ秘話
5万回斬られた男・福本清三の伝説|死因と経歴やラストサムライ秘話の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
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半世紀以上にわたり脇役に徹してきた福本さんに、映画人生最大の転機が訪れます。2014年、71歳にして初主演を務めた映画『太秦ライムライト』です。チャールズ・チャップリンの名作『ライムライト』をモチーフに、衰退する時代劇の現場で愚直に斬られ役を続ける老俳優の生き様を描いた本作は、まさに福本さんの人生そのものを投影した作品でした。
当初、福本さんは「自分のような大部屋俳優が主役なんてとんでもない」と固辞し続けましたが、制作陣の熱烈な説得を受けて出演を決意。公開されるやいなや、CGに頼らない本物の太刀捌きと哀愁漂う演技が国内外で絶賛を浴びました。
さらに、カナダ・モントリオールで開催された第18回ファンタジア国際映画祭において、福本さんは最優秀主演男優賞(シュバル・ノワール賞)を受賞。日本人俳優として初の快挙であり、当時71歳での受賞は同映画祭史上最年長記録となりました。主役を立てるために命を散らし続けた男が、人生の晩年に世界の頂点で「最高の主役」として認められたのです。