飛鳥時代の大化から令和まで全網羅!改元裏史実と西暦対照ガイド

飛鳥時代の大化から令和まで全網羅!改元裏史実と西暦対照ガイドに関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

現代の感覚では、称号の変更は天皇の即位や交代に伴うもの(代始改元)と考えがちだ。しかし明治時代以前の日本において、それは少数派に過ぎなかった。

かつての改元理由で圧倒的多数を占めたのは「災異(さいい)」と「祥瑞(しょうずい)」である。

疫病の流行、大地震、干ばつ、彗星の出現といった天変地異が起こると、当時の人々は「天が政権の徳の欠如を咎めている」と捉えた。負の連鎖を断ち切り、社会の運気を刷新するために改元が実施された。これが「災異改元」である。

対照的に、白い鹿や珍しいカメが見つかった、あるいは吉兆となる雲が現れたといった報告があると「祥瑞改元」が行われた。「白雉」や「天平感宝」などはその典型例だ。

政権交代の混乱を隠蔽するため、あるいは民衆の不満を逸らす手段として称号が政治利用された歴史は、教科書が踏み込まない歴史の人間くさい一面と言える。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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