大学職員はやめとけと言われる真実|後悔の理由とブラックな実態

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大学という職場が抱える最大のブラック要素の一つに、特異な組織構造が生み出す閉鎖的な人間関係があります。社会学的に見れば、大学は一般企業とは根本的に異なる「デュアル・オーガニゼーション(二重構造組織)」の性質を持っています。

一つは学術研究と教育を司る「教員組織(教授会)」、もう一つは大学運営の実務を担う「事務組織」です。建前上は大学運営の両輪とされながらも、実質的には強固なスクールカーストが存在し、教員が圧倒的な上位者として振る舞う構図が固定化しています。

ノーベル賞級の研究者から一期校の准教授に至るまで、研究者の中には「事務員は自分の研究や授業のサポートをする手足に過ぎない」と公然と見下す態度を取る者が今なお存在します。学長や理事長ですら著名教授の機嫌を伺うような環境下では、職員が教員からパワハラや暴言を受けても、人事部が毅然と処分を下すことは極めて困難です。閉鎖的な研究室という密室の論理が、事務組織全体にも影を落としています。

さらに、事務組織内部の流動性の低さも病理に拍車をかけます。退職者が少なく中途採用も限られてきた歴史から、学内には何十年も同じ部署で幅を利かせる「お局職員」や「働かない高給シニア」が滞留しています。独自の暗黙知や過去のローカルルールを振りかざすベテランに若手が逆らうことは許されず、強い同調圧力が支配する「学術ムラ」の空気に息を詰まらせる職員は少なくありません。

【現場のリアル:学内人間関係の病理】

「外部の民間企業であれば淘汰されるようなハラスメント気質の教員や、全く仕事をしない古参職員が『解雇されない身分保障』に守られて鎮座している。彼らを変えることは誰にもできない。逃げるには自分が辞めるしかない」(元中堅私立大学職員の告白より)

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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