小学校理科の学習指導要領を徹底解説!見方・考え方と評価の全要点
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小学校理科の全体像を捉えるため、文部科学省が定めた標準授業時数、4つの柱(「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」)に基づく単元構成、および育成すべき中核的能力を以下の対比表にまとめました。
学年年間標準時数中核となる問題解決の力領域別代表単元(A〜D区分)第3学年90時間(週2.6コマ相当)比較する力(差異点・共通点に着目)光と音の性質、物と重さ、身近な自然の観察、太陽と地面の様子第4学年102時間(週3.0コマ相当)関係づける力(時間経過・変化の連動)電気の働き、金属・水・空気と温度、人の体のつくりと運動、天気の様子第5学年105時間(週3.0コマ相当)条件制御の力(変える・変えない条件の整理)電流がつくる磁界、物の溶け方、植物の発芽・結実、流れる水の働き第6学年105時間(週3.0コマ相当)多面的・推論する力(因果関係の多角的統合)電気の利用(プログラミング含む)、水溶液の性質、生物と環境、土地のつくり
年間指導計画案(シラバス)を作成する際、教科担任や学級担任が最も注意すべきは季節要因による単元配置の制約です。第3学年・第4学年の植物・昆虫の観察や天気の観察は、地域の気候条件に強く左右されます。雨天続きによる実験の停滞や植物の生育遅れを織り込み、理科室で行う物理・化学系単元と柔軟に入れ替えられるバッファー時数をあらかじめ2〜3時間確保しておく運用設計が欠かせません。