日本の有給休暇平均取得日数は何日?最新データと格差の実態を解明
日本の有給休暇平均取得日数は何日?最新データと格差の実態を解明とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
厚生労働省が実施する「就労条件総合調査」の最新公表値によると、企業が労働者に付与した年次有給休暇の日数は労働者1人平均で17.8日、そのうち労働者が実際に取得した日数は11.3日となっています。有給休暇取得率(取得日数÷付与日数)は63.5%を記録し、統計開始以来の高い水準で推移しています。
過去10年間の有給休暇取得率の推移を振り返ると、かつては40%台後半から50%前後で長らく低迷していました。大きな転換点となったのは、2019年4月に施行された労働基準法改正による「年5日の有給休暇取得義務化」です。年10日以上の有給休暇が付与されるすべての労働者に対し、年5日確実に取得させることが企業に義務付けられ、違反した場合には労働者1人あたり最大30万円の罰則(罰金)が科されるようになったことで、企業の意識改革が一気に進みました。
法的な強制力が働いた結果、全体の取得日数は底上げされたものの、欧米諸国が誇る取得率80%〜100%の水準と比較すると、日本は依然として途上段階にあります。