ワシントンDcは何州に属する?知られざる首都の構造と歴史
ワシントンDcは何州に属する?知られざる首都の構造と歴史について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。
ナショナル・モールを中心に、大統領官邸であるホワイトハウスと、立法を司るアメリカ合衆国議会議事堂が堂々と対峙する。これら巨大な機関が同居する足元で、約70万人の市民生活を支えているのがコロンビア特別区政府 (District of Columbia Government) だ。
1973年の自治法(Home Rule Act)によって市長と区議会の直接選挙が認められたものの、その自治権は州政府に比べて極めて脆弱だ。DC議会が可決した条例や予算には連邦議会の承認が必要であり、国政の都合で差し止められるリスクが常に付きまとう。警察権や司法人事にも連邦の強い影が落ちており、地方自治の独立性という観点では極めて変則的な統治形態が維持されている。