中国の偽ミッキー事件の全真相|石景山遊楽園のパクリから現在の姿
中国の偽ミッキー事件の全真相|石景山遊楽園のパクリから現在の姿の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
インターネット上で今なお拡散されている「中国の偽ミッキー画像」には、異様な雰囲気を漂わせる写真が数多く存在します。現場で取材した記者たちの記録や当時の目撃証言を検証すると、単なる模倣にとどまらない強烈な現場の実態が浮かび上がってきます。
当時の報道映像や現場取材メモによると、園内のキャストたちは夢の国の住人としてのプロ意識とは程遠い状態でした。真夏日には着ぐるみの頭部を無造作に脱ぎ捨て、ベンチに腰掛けてタバコを吸ったり売店の飲料水をラッパ飲みしたりする姿が日常茶飯事として目撃されています。また、着ぐるみのメンテナンスも劣悪で、汗染みや黒ずみが放置されたまま稼働していたため、顔面が黒ずんだミッキーや歪んだドナルドダックが徘徊する異様な光景が生み出されていました。
さらに注目すべきは、この施設が個人経営の怪しいカーニバルではなく、「北京市の区政府が直接関与する国有企業」によって運営されていたという事実です。計画経済時代の名残と市場経済への移行期において、「知名度のある海外キャラクターを使えば手っ取り早く客が集まる」という著作権意識の欠如と拝金主義が合致してしまった結果生じた、構造的なモラルハザードであったと言えます。