数え年とは?満年齢との違いや計算方法・厄年や七五三の早見表

数え年とは?満年齢との違いや計算方法・厄年や七五三の早見表とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

私たちが日常で使っている満年齢と、伝統的な数え年。その最大の違いは、「時間の起点をどこに置くか」という思想の根幹にある。

満年齢は、生まれた日を「0歳」とし、翌年の誕生日に初めて「1歳」となる。つまり、個人の生誕日を軸にした個別の時間軸だ。一方、数え年は生まれた瞬間を「1歳」と捉え、個人の誕生日に関わらず、毎年1月1日の元日が来ると一斉に全員が1歳歳をとる。

なぜ生まれた瞬間が1歳なのか。かつての日本には、母親の胎内にいた十月十日(とつきとおか)の期間をすでに命の営みとして尊ぶ精神があった。さらに、旧暦の社会において正月とは単なるカレンダーの切り替わりではなく、穀物の豊作をもたらす「年神様」を迎えて新しい生命力(年魂・歳徳神の恵み)を全員で分け合う神聖な節目だったのだ。一人が個人で年をとるのではなく、共同体全体が神と共に歳を重ねる。この連帯感こそが、数え年というシステムの核心にあった。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest