馬の歯を見れば年齢が判明?性別で本数が違う驚きの理由と秘密
馬の歯を見れば年齢が判明?性別で本数が違う驚きの理由と秘密の疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。
成馬の歯の本数を数えると、性別によって明確な差が存在します。基本的にオスの成馬は約40本、メスの成馬(牝馬)は約36本の歯を持っています。この4本の差を生み出している正体が「犬歯(タスク)」です。
馬の歯は主に、草を噛み切る前歯の「切歯」が上下合わせて12本、噛み切った草を細かくすり潰す奥歯の「臼歯」が上下合わせて24本あります。これに加えて、オスには上下左右に合計4本の犬歯が生えてきます。一方、牝馬にはこの犬歯が基本的に生えないか、生えたとしても歯茎の中に埋もれたまま痕跡程度にとどまるケースがほとんどです。
牝馬に犬歯が生えない理由は、野生時代におけるオスの役割とホルモンの働きにあります。オスの犬歯は草を食べるためではなく、群れのリーダー争いや外敵から牝馬を守るための「武器」として発達した歴史を持っています。草食動物でありながら鋭い闘争用ツールをオスだけが維持してきた名残が、現代の馬の歯並びにもはっきりと刻み込まれています。