韓国ドラマでなぜ日本人俳優が大ブレイク?坂口健太郎ら現地人気の真相
韓国ドラマでなぜ日本人俳優が大ブレイク?坂口健太郎ら現地人気の真相の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
ドラマ領域における近年の華やかな躍進に先立ち、韓国映画界では骨太なキャスティングの歴史が積み重ねられてきました。その頂点に君臨するのが、2016年のナ・ホンジン監督作『哭声/コクソン』で謎の「山の中の男」を演じた國村隼です。
韓国映画の権威である青龍映画賞において、外国人俳優として史上初となる男優助演賞と人気スター賞の2冠に輝いた当時の授賞式で、國村は「韓国映画の持つ凄まじい熱量と現場の執念に圧倒されながら演じきった」と語り、満場のスタンディングオベーションを受けました。過酷を極めたロケ撮影で見せた一切妥協のない肉体表現は、韓国映画人の「日本人俳優に対するリスペクト」を決定的なものにしました。
さらに、キム・ギドク監督の『悲夢』やカン・ジェギュ監督の『マイウェイ 12,000キロの真実』で主演を務めたオダギリジョーをはじめ、ポン・ジュノ監督や是枝裕和監督の作品を契機としたクリエイター同士の越境交流は、2020年代以降さらに加速。韓国の気鋭監督たちが「脚本執筆の段階から日本人俳優のキャスティングを想定する」というクリエイティブな必然性が完全に根付いています。