なぜ揺れが小さくても巨大津波が?アウターライズ地震の真相と脅威を徹底解説

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アウターライズ(Outer Rise)とは、日本語で海溝外縁隆起帯と呼ばれます。海洋プレートが陸側プレートの下へ沈み込む手前で、大きく弓なりに曲げられて盛り上がっている海底地形の領域を指します。

通常、私たちが警戒する巨大地震の多くは、プレート同士の境界面が跳ね上がる「プレート境界型地震(逆断層型)」です。これに対してアウターライズ地震は、沈み込む海洋プレートの内部破壊によって引き起こされます。プレートが強く曲げられる際、その表面付近に強大な引っ張り応力(テンション)がかかり、断層が上下にずれる正断層型地震が発生する構造です。

この地震が極めて危険視される最大の理由は、震源が陸地から100km〜200km以上も離れた沖合の深海にある点にあります。震源が遠いため、陸地に伝わる揺れ(地震動)は震度2〜4程度にとどまるケースが珍しくありません。しかし、深海で海底が数百キロメートルにわたって数メートル単位で一気に落ち込むため、膨大な海水が動かされ、エネルギーを保ったまま巨大津波へと発達して沿岸部へ襲来します。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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