鼎泰豊の行列を攻略!小籠包の真価と予約裏ワザ・ランチ最新事情
鼎泰豊の行列を攻略!小籠包の真価と予約裏ワザ・ランチ最新事情にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
ネット上の口コミサイトやSNSでは、「日本の鼎泰豊は高い」「台湾の本店と味が違うのではないか」という議論が定期的に巻き起こります。こうしたディンタイフォンの口コミ評判の背景にある事実関係を検証しました。
まず結論から言えば、「台湾本店との味のプロファイルには意図的な差異が存在する」というのが外食産業の取材から得られた明確なファクトです。
第一に、使用している豚肉と脂質のローカライズです。台湾本店(台北市信義路の本店および新生店など)では、台湾固有の温体豚(新鮮なチルド豚肉)特有の力強いコクと甘み、八角をはじめとする台湾調味料のニュアンスが微かに残されています。一方、日本の鼎泰豊を運営するアール・ティー・コーポレーション(高島屋グループ)は、日本の消費者の味覚に合わせて豚肉の臭みを極限まで排し、雑味のない上品な清湯スープへとチューニングしています。このため、「本店のパンチのある野趣あふれる旨味」を期待して日本の店舗を訪れた人は「上品すぎて物足りない」と感じ、逆に「日本の上品で澄んだ味わい」に慣れた人は「台湾本店は脂がやや強く感じる」という評価のねじれが生じます。
第二に、内外価格差の問題です。台湾現地では小籠包1セイロ(10個)が約250〜280台湾元(日本円換算で約1,200〜1,350円前後)で食せるのに対し、日本の店舗では小籠包6個で約1,000円前後、10個換算では1,600円〜1,800円前後となります。これに日本の百貨店テナント料や人件費、そして徹底したオペレーション維持費が上乗せされるため、「台湾の屋台感覚」で来店した層から「割高だ」というネガティブなレビューが投稿されやすい構造があります。
しかしながら、日本国内における調理工程の厳密さは世界トップクラスです。セントラルキッチンでスープやタレのベースを厳格に管理しつつも、皮で餡を包む工程は各店舗のオープンキッチンで点心師がリアルタイムで行っています。冷凍品を一滴も使わない徹底した現場主義こそが、日本国内の全店舗でブレのない高い支持率を維持している決定的な証拠です。