ファミマのおでんが消えた?販売中止の真相と2026年最新状況を徹底解説

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店頭でおでん鍋を見かけなくなったことで、SNS上では「ファミマのおでんが完全に販売中止になった」という噂が広まりました。しかし、現場の供給網と棚割りを調査すると、この情報は正確ではありません。結論から言えば、ファミマのおでんは販売中止になっておらず、売り場と形態を変えて現在も主力商品として販売されています。

では、なぜ「売ってない」と多くの人が感じてしまうのでしょうか。その発端は、かつて全店規模で展開されていたレジ横のオープン什器による販売が、各店舗オーナーの裁量による選択制へと移行したことにあります。2010年代半ばまで、コンビニ各社は秋冬シーズンになると競い合うようにレジ前におでん鍋を設置していました。しかし、2020年前後を境にオペレーションの抜本的な見直しが断行され、ファミマではレジ横什器の設置義務を撤廃しました。

取材に応じた都内のファミリーマート加盟店オーナーは、当時の内情を次のように振り返ります。「レジ横のおでんは仕込みに毎朝1時間以上かかり、だしや具材の温度管理、賞味期限のチェック、深夜の什器解体・洗浄など、アルバイトスタッフへの作業負担が過密を極めていました。さらに売れ残ればすべて廃棄損になる。本部からチルドパウチ中心の展開へシフトする方針が示されたときは、現場として正直胸をなでおろしました」。

現在、大手コンビニ各社が取り組むSDGsや食品ロス削減の数値目標において、常時加熱し続けるレジ横おでんの廃棄ロスは看過できない問題となっていました。ファミリーマートでは廃棄率ほぼゼロを達成できるチルドパック製品への誘導を急速に進め、その結果として「レジ横で見かけない=販売中止」という誤解が定着したのです。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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