歴史を彩る音色、小樽オルゴール堂の知られざる秘密と穴場ルート
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メルヘン交差点の角に佇む本館の建築美は、それ自体が歩んできた歴史の証人だ。1912年(明治45年)に米穀商・共成株式会社の本社店舗として建てられたこの洋館は、現在小樽市指定の歴史的建造物として大切に保存されている。赤レンガの重厚な外壁とアーチ状の窓枠、そして内部を支える巨大な木造トラス構造。この建物を大切に維持・運営しているのが株式会社オルゴール堂だ。
店舗の正面で一際異彩を放つのが、高さ5.5メートル、重さ1.5トンにおよぶブロンズ製の蒸気時計だ。カナダ・バンクーバーの蒸気時計職人レイモンド・サンダース氏によって手がけられた作品で、世界でも数少ない珍しい構造を持つ。15分ごとにボイラーから吹き出す蒸気の圧力で笛が鳴り、ハイドンの美しい5音階のメロディを街角に響かせる。勢いよく白煙を上げるダイナミックな光景は、小樽を代表する絶景の観光スポットとして、訪れる人々を魅了し続けている。