重信房子の娘・重信メイの現在|父親の正体と国籍取得の真相を徹底解説

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重信メイは1973年3月1日、レバノンの首都ベイルートで生まれました。名前の「メイ」は、1972年のテルアビブ空港乱射事件で命を落とした奥平剛士の偽名「奥平メイ」から名付けられたと伝えられています。

彼女の幼少期は、一般的な家庭環境とはかけ離れた極限状態にありました。当時、母・重信房子は国際手配された武装組織のリーダーであり、イスラエルの情報機関モサドや敵対勢力による暗殺・爆破テロの標的となっていました。そのため、メイは出生届を出せない無国籍の存在として、数ヶ月ごとに隠れ家を転々とし、偽名を使って生活することを余儀なくされたのです。

自著『秘密 パレスチナから桜の国へ』の中で、彼女は当時の様子をこう振り返っています。爆撃の轟音が響くベイルートのアパートで、母から「もし見知らぬ男たちが入ってきたら、絶対に日本語を話してはいけない」「自分の本名を誰にも明かしてはならない」と厳しく躾けられていたといいます。日常的に死と隣り合わせの生活を送りながらも、彼女は現地の学校に通い、アラビア語、英語、フランス語を習得していきました。

長年謎とされてきた父親の正体について、重信メイは自著や取材に対し、「パレスチナ解放運動(PFLP:パレスチナ解放人民戦線)に身を投じていたパレスチナ人男性」であることを明かしています。父親の安全と組織防衛のため、父の顔や名前を詳しく知らされずに育ちましたが、青年期に対面を果たし、自らのルーツであるアラブの血とパレスチナ問題の本質を深く認識する契機となりました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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