ジョジョ4部・噴上裕也の魅力解剖!スタンド能力とエニグマ戦の名言
ジョジョ4部・噴上裕也の魅力解剖!スタンド能力とエニグマ戦の名言の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
噴上裕也というキャラクターがファンから絶大な人気を獲得した最大の転換点は、単行本38〜39巻に描かれた「エニグマの少年(宮本輝之助)」戦です。病院で仗助に完膚なきまでに叩きのめされ、顔面を殴打されて前歯を折られた過去を持つ噴上は、当初「仗助たちの仲間になる気など毛頭ない」という極めて現実的で打算的な態度をとっていました。
謎の敵スタンド「エニグマ」によって広瀬康一と虹村億泰が紙に閉じ込められ、姿の見えない敵を追うために仗助は噴上裕也の卓越した「嗅覚」に協力を求めます。噴上は一度は「自分をボコボコにした奴を助ける義理はない」「自分の身が一番可愛い」と協力を拒みますが、仗助の真摯な眼差しと取り引きに応じ、匂いを追跡するナビゲーターとして現場へ向かいます。
しかし現場に到着した直後、仗助までもがエニグマの「恐怖のサインを見せた者を紙に閉じ込める」という不可避の罠に落ち、紙へと封印されてしまいます。残されたのはスタンドの近接戦闘力ではエニグマに太刀打ちできない噴上ただ一人。ここで敵である宮本輝之助は、噴上に対して残酷な取引を持ちかけます。「お前は見逃してやる。仗助たちの封印された紙を踏みつぶして立ち去れ」と。
その瞬間、噴上裕也の胸中に去来したのは、保身ではなく人間としての誇りでした。彼は恐怖に震えながらも、自らの意志でエニグマの罠に飛び込み、紙にされた仗助たちをハイウェイ・スターの細切れの体で救出。自身が紙に引きずり込まれるギリギリの刹那に仗助を解放し、逆転勝利への道を切り拓いたのです。
この「恐怖に怯え、計算高く逃げ出そうとした男が、それでも最後に人間としての矜持を選び取って自己犠牲を払う」という葛藤のプロセスこそが、彼が読者から「ジョジョ4部で最もかっこいい」と絶賛される所以です。