はしだのりひこの死因と壮絶な晩年|名曲『花嫁』『風』の軌跡と家族の現在
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はしだのりひこさんの音楽キャリアにおいて、ひときわ眩い輝きを放つのが『風』(1969年)と『花嫁』(1971年)という2大ヒット曲です。これらの名曲は、単なる商業的成功にとどまらず、メンバーの死や時代の転換点といった深いドラマを内包していました。
ザ・フォーク・クルセダーズ解散後、1968年に結成された「はしだのりひことシューベルツ」のデビュー曲『風』(作詞:北山修、作曲:端田宣彦)は、オリコンチャート2位を記録し、累計売上60万枚を超える大ヒットとなりました。アコースティックギターの柔らかなアルペジオと哀愁を帯びたメロディは、カレッジ・フォークの最高峰として今も愛されています。しかし、人気絶頂の1970年、中心メンバーであった井上博さんが20歳の若さで急性心不全(腎不全・肺浮腫)により急逝。グループは精神的支柱を失い、惜しまれつつ解散を余儀なくされました。
深い悲痛を乗り越え、女性ボーカルの藤沢ミエさんらを迎えて結成した「はしだのりひことクライマックス」で発表したのが『花嫁』です。疾走感あふれる8ビートのリズムと、「夜汽車に乗って旅立つ」という鮮烈なストーリーテリングは、当時の若者たちの自由への憧れと共鳴し、オリコン1位を獲得するミリオンセラー(売上約100万枚)を記録。同年の第22回NHK紅白歌合戦にも出場を果たしました。