イカの一夜干しがパサつく理由は?プロ直伝の焼き方と極上保存術
イカの一夜干しがパサつく理由は?プロ直伝の焼き方と極上保存術とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
店頭で見かける「生干し」「一夜干し」「スルメ」は、いずれも乾燥加工品ですが、含まれる水分量と製造工程に明確な違いが存在します。
水分が約70〜75%残された状態のものが「生干し」と呼ばれ、最も生に近い瑞々しい弾力が特徴です。一方、「一夜干し」は夜風や冷風乾燥機で表面を乾燥させ、水分量を約55〜65%前後にコントロールしたもの。身の表面にアミノ酸の薄い皮膜ができ、旨味が内部にぎゅっと封じ込められます。これに対して「スルメ(干しスルメ)」は水分を20%以下まで完全に乾燥させた長期保存食であり、噛み締める硬さと濃厚な出汁が出るのが持ち味です。
原料として圧倒的な支持を誇るのがスルメイカです。肉厚で熱を通しても適度な歯ごたえが残り、グリシンやタウリンといった遊離アミノ酸が豊富なため、一夜干しに加工した際に最も濃厚な甘みと香ばしさを放ちます。