シブがき隊やっくんの現在と解隊の真実|不仲説の真相と3人の今

今注目を集めている シブがき隊やっくんの現在と解隊の真実|不仲説の真相と3人の今について、多角的な視点をご紹介しています。

シブがき隊を語るうえで避けて通れないのが、長年報じられてきたシブがき隊の不仲説の真相です。結論から言えば、活動末期におけるメンバー間のコミュニケーション断絶は紛れもない事実でした。

1981年のTBS系ドラマ『2年B組仙八先生』の出演を機に集められた3人は、自発的に結成したバンド仲間ではなく、事務所によって選抜されたビジネスパートナーでした。デビュー直後からの過密スケジュールにより、プライベートの睡眠時間すら削られる極限状態に置かれた少年たちは、互いの欠点や自我の主張をぶつけ合うことになります。

とりわけ、上昇志向が強く現場を仕切るリーダー気質の薬丸裕英と、アーティスティックな内省と独自の美学を追求していた本木雅弘の間には、仕事に対するアプローチの決定的な違いが生じていました。報道各社の取材データや当時の関係者証言によると、解隊の1〜2年前には、移動車内でも言葉を交わさず、楽屋では薬丸、本木、布川敏和の3人がそれぞれ別の角を向いて過ごす異様な密室状態が恒常化していました。

当時の心理状態について、布川敏和は後にバラエティ番組で「薬丸と本木の空気がピリピリしていて、自分はその間で緩衝材にならざるを得ず胃が痛かった」とリアルな心情を吐露しています。これは思春期の少年たちが逃げ場のないタテ社会と重圧のなかで自己同一性を保とうとした結果生じた、典型的な心理的摩耗現象でした。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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