「女へんに己」漢字「妃」の読み方・意味と名付けの真相を徹底解説
「女へんに己」漢字「妃」の読み方・意味と名付けの真相を徹底解説の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
漢字の成り立ちを紐解くと、なぜ女性を表す「女」に「己」が組み合わされたのかという疑問が解消されます。
白川静氏の漢字学をはじめとする古代文字研究によると、「妃」の右側にある「己」は、自分自身を指す代名詞ではなく、曲がりくねった糸巻きの枠、あるいは二つのものがぴったりと対(つい)になって曲がる様子を象った象形に由来します。この「己」は「配(ならぶ・つれあい)」の原字と同系であり、「左右均等に対等に向かい合うもの」という意味を持ちます。
つまり「妃」という漢字は、「天子・皇帝・国王といった至高の権力者と一対になって並び立つ女性」、すなわち「正配・正妻」を表す会意兼形声文字として成立しました。単なる側室や侍女ではなく、君主と対等な格式を備えたパートナーを指す言葉として生まれた背景があります。