3Kの仕事は本当にきつい?実は高給で稼げる噂の真相と現場のリアル
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3Kという言葉は今や、ヘルメットをかぶる現場作業員だけの専売特許ではありません。肉体的な汚れとは無縁に見えるオフィスワーカーの間で、深刻な問題として定着したのがIT業界の新3Kです。一般に「きつい・帰れない・給料が安い」(あるいは「厳しい・帰れない・結婚できない」)を指し、主にシステムインテグレーション(SIer)業界の多重下請け構造の末端で発生しています。
元請けの大手ITベンダーが受注した巨額プロジェクトは、2次請け、3次請け、さらには4次請けへと細分化されて発注されます。このピラミッドの下層に位置するエンジニアは、マージンを何重にも中抜きされるため、過酷な納期に追われて深夜残業や休日出勤を強いられながらも、手取り給与は手取り20万円前後に据え置かれるという悲劇が繰り返されてきました。
画面に向き合い続ける業務は一見清潔でスマートに思えますが、理不尽な仕様変更、頻発するシステム障害、閉鎖空間での長時間労働が重なり、自律神経やメンタルヘルスを損なうリスクは従来の3K現場以上に深刻です。同じ「3K」であっても、人手不足を味方につけて報酬が跳ね上がっているブルーカラーに対し、IT多重下請けの末端は構造的に買い叩かれやすい構図を残している点には十分な警戒が求められます。