『魔女の宅急便』ウルスラの正体!声優の秘密と名画に隠された裏設定
『魔女の宅急便』ウルスラの正体!声優の秘密と名画に隠された裏設定の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
劇中のクライマックス、飛行船事故で友人のトンボを救うため、キキはデッキブラシを掴んで再び空へと飛び立ちます。その奇跡の生還劇を、ウルスラは山小屋の古い白黒テレビで見届けていました。テレビ画面に向かって歓声を上げる彼女の姿に胸を熱くした観客も多いはずです。
では、ウルスラはその後どのような道を歩んだのでしょうか。映画のエンディングロールを仔細に観察すると、彼女のその後を示す決定的なカットが描かれています。夏が終わり山小屋を引き払った彼女は、大きなキャンバスを背負い、列車に揺られながら次なる創作の地へと旅立っています。また、完成したあの巨大な絵画を前に、キキとジジが誇らしげに寄り添うポストカード風の演出も挿入されています。
角野栄子氏による原作児童文学において、ウルスラに該当する絵描きの少女は映画ほど劇的な関わり方をしないものの、キキの生涯にわたる良き友人として描かれます。宮崎駿監督がアニメーション映画として昇華させたウルスラは、「特定の場所に定住せず、自分の腕一本で生きていく誇り高い表現者」の象徴として、キキとは異なるもう一つの自立の道を歩み続けているのです。