大國藥妝店(ダイコク)閉店の真相!現在の店舗状況と通販の評判を追う

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かつて大阪・ミナミの心斎橋筋商店街や道頓堀周辺を歩けば、わずか数十メートルおきにオレンジと青の看板が視界に飛び込んできました。しかし、2020年から2022年にかけて、それらの店舗が次々とシャッターを下ろし、看板を取り外していく光景は業界関係者にも大きな衝撃を与えました。この現象の背景には、同社が築き上げてきた独自のビジネスモデルの功罪が存在します。

最大の要因は、売上構成比におけるインバウンド需要への極端な依存でした。大手ドラッグストアチェーンが郊外型の生活必需品・食品強化型店舗で国内需要を下支えしていたのに対し、ダイコクドラッグは東京・大阪・京都・沖縄などの主要観光エリアに集中的に出店。売上の約70〜80%を外国人観光客の免税売上に頼る店舗が多数を占めていました。渡航制限によって訪日客がほぼゼロになった瞬間、超一等地の高額なテナント賃料が致命的な重荷となって経営にのしかかったのです。

取材に応じた流通関係者は、「当時のダイコクは、他社のように国内客向けの食品ディスカウントへ即座に舵を切るのではなく、赤字を垂れ流し続ける不採算店舗を早期に整理する決断を下した」と証言します。無計画な破綻ではなく、生き残りをかけた極めて合理的かつ冷徹な損切り(スクラップ&ビルド)こそが、全国で目撃された閉店ラッシュの正体でした。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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