赤ちゃんの目の周りが赤い原因は?受診目安と小児科・眼科の判断基準

赤ちゃんの目の周りが赤い原因は?受診目安と小児科・眼科の判断基準の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

保護者が最も焦りを覚えるのは、「昨日までは何ともなかったのに、急に目の周りが赤く腫れぼったくなった」という瞬間です。赤ちゃんの目の周りに赤みが生じるメカニズムは、皮膚バリア機能の未熟さと外部刺激の相互作用によって引き起こされます。臨床現場で頻繁に確認される代表的な原因を、症状の特徴とともに解剖します。

まず生後数週間から生後2〜3ヶ月頃に多発するのが新生児の脂漏性湿疹や乳児湿疹です。生後間もない時期は母体由来のホルモンの影響で皮脂分泌が一時的に活発になり、眉毛や目の周囲、生え際に黄色いかさぶたや赤いブツブツが現れやすくなります。しかし、生後3ヶ月を過ぎると一転して皮脂量が激減し、今度は深刻な乾燥状態に陥ります。この乾燥によって皮膚バリアが破壊され、乳児湿疹が目の周りに広がって赤みを引き起こすケースが後を絶ちません。

見逃せないのが赤ちゃんのアトピー性皮膚炎が目の周りに出現するケースです。左右対称に赤みやカサカサが続き、強い痒みを伴うのが特徴で、日本皮膚科学会のガイドラインでも乳児期のアトピーは顔面や頭部から好発することが明記されています。放置すると皮膚を掻き壊して浸出液(ジュクジュクした液)が出て二次感染を招く恐れがあります。

皮膚そのものではなく、目自体に感染が起きているケースが赤ちゃんの結膜炎と目やにの併発です。朝起きたときに目やにでまぶたが開かない、白目が充血している、黄色や緑色の粘り気のある目やにが出ている場合、細菌性あるいはウイルス性の結膜炎が疑われます。さらに、鼻涙管(涙が鼻へ抜ける管)が生まれつき狭い・詰まっている「鼻涙管閉塞症」によって涙が常に溢れ、目の周りの皮膚が涙でかぶれて赤くなる症例も珍しくありません。

そして最も警戒すべきが食物アレルギーによる目の周りの腫れです。離乳食を開始した時期、特定の食材(卵、乳、小麦など)を摂取してから30分〜2時間以内に目の周りが赤く腫れ上がり、じんましんが出現した場合は即時型アレルギー反応の典型例です。呼吸器症状や嘔吐を伴うアナフィラキシーへ急速に進行するリスクがあるため、一刻を争う観察が求められます。

日常的な行動として頻繁に見られるのが、赤ちゃんが目をこする理由です。「眠いとき」「お風呂上がり」「退屈なとき」に目をゴシゴシと擦る仕草をしますが、これは体温上昇による痒みや乾燥のサインであることが多々あります。赤ちゃんの爪は薄く鋭利なため、数回擦っただけでも角質層が傷つき、あっという間に赤みや炎症に発展してしまうのです。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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