ピアノ名曲「乙女の祈り」難易度と弾き方|酷評と早逝に隠された真相
話題沸騰中の ピアノ名曲「乙女の祈り」難易度と弾き方|酷評と早逝に隠された真相について、多角的な視点をご紹介しています。
Q1:大人のピアノ初心者ですが、独学でも『乙女の祈り』は弾けるようになりますか?
A1:完全な初心者が原曲をいきなり独学で弾くのは難易度が高く、挫折や手の故障の原因になりやすいのが実情です。まずは「初心者向けにアレンジされた簡略版(オクターブを単音にし、装飾音を減らした楽譜)」からスタートし、曲の流れと和音進行を掴んでから、1〜2年かけて原曲にステップアップする手順をおすすめします。
Q2:手が小さくてオクターブが届きません。音を削って弾いても良いのでしょうか?
A2:まったく問題ありません。無理に手を広げて打鍵を続けると腱鞘炎を引き起こすリスクがあります。オクターブの下の音(親指側)を省略して上のメロディラインだけを弾くか、あるいはアルペジオのように素早くずらして弾く「ばらし(アルペジエイト)」を取り入れることで、響きを損なわずに安全かつ美しく演奏できます。
Q3:曲の途中でテンポが遅くなったり、トリルの部分でリズムが走ってしまいます。どう修正すべきですか?
A3:変奏曲形式の罠として、得意な変奏は速く弾き、難しい変奏で減速してしまう現象が頻発します。最も技術的に難しい「第2変奏」や「コーダのトリル」が無理なく弾けるテンポ(通常よりもかなり遅めのテンポ)を基準に設定し、メトロノームに合わせて全曲をインテンポ(一定速度)で通す部分練習を徹底してください。
Q4:なぜこれほど美しい曲なのに、バダジェフスカの他の曲は知られていないのですか?
A4:バダジェフスカは『乙女の祈り』の続編として『かなえられた祈り』や『母の祈り』など約30曲の小品を残していますが、20代半ばで急逝したため作品数が限られていたこと、そして当時の批評界からの冷遇によって長らく楽譜が絶版になっていたことが原因です。近年は全集録音CDがリリースされるなど、隠れた名曲の発掘と再評価が進んでいます。