プロが明かす美味しい紅茶の入れ方|劇的に変わる黄金比と抽出の秘密
プロが明かす美味しい紅茶の入れ方|劇的に変わる黄金比と抽出の秘密に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
日常の様々なシーンで紅茶を楽しむためには、リーフティーだけでなくバリエーションごとの抽出特性を掴む必要がある。
1. ティーバッグ美味しい淹れ方(オフィスの1杯を劇的に変える)
マグカップにティーバッグを入れて熱湯を注ぐ際、絶対にやってはいけないのが「チャプチャプと激しく揺らす」行為だ。正しい手順は以下の通りとなる。
- あらかじめカップにお湯を入れて温めておき、そのお湯を捨てる。
- 汲みたての熱湯を注ぎ、その後にティーバッグを静かに入れる(順番が逆だと空気が入り浮いてしまう)。
- ソーサーやラップで蓋をして1分〜1分30秒蒸らす。
- 蓋を取り、ティーバッグを静かに2〜3回泳がせてから引き上げる。絶対にスプーンで押し絞らない。
2. 美味しいロイヤルミルクティー作り方(極上のコクとまろやかさ)
日本発祥のリッチなアレンジティーであるロイヤルミルクティーは、牛乳の脂肪分に負けないパンチのある茶葉(アッサムCTCやディンブラ)を使うのが基本だ。
- 手鍋に水150mlを入れて強火で沸騰させ、茶葉大盛り2杯(約6〜8g)を投入して弱火で1分半〜2分煮出す。
- 牛乳150mlを加え、鍋肌に小さな気泡が立つ直前(約60〜65℃)まで弱火でじっくり温める(沸騰させると牛乳の膜が張り臭みが出る)。
- 火を止めて蓋をし、1分間蒸らした後に茶こしでカップに注ぐ。お好みで少量のきび砂糖を加えると風味が際立つ。
3. アイスティー濁らない淹れ方(急冷によるクリームダウンの防止)
アイスティーを作ると白く濁ってしまう現象を「クリームダウン」と呼ぶ。これはタンニンとカフェインが温度低下に伴って結合・結晶化することが原因だ。透明度の高い極上アイスティーを作るには、濃いめのホットを一気に急冷する「ダブルケトル方式」が最も適している。
- 通常の2倍の濃さ(茶葉5gに対してお湯150ml)でホットティーを淹れる。
- 蒸らし時間は通常通り(約3分)とし、タンニンが少ないアールグレイやキャンディを選ぶ。
- グラスに山盛りの氷を用意し、熱い紅茶を一気に注ぎ入れて急速に冷やす。
- 甘みをつける場合は、抽出直後の熱いうちにグラニュー糖を溶かしておくことで濁りを完全に防止できる。