ヒラマサとブリの違いとは?プロが見分ける決定打と味・価格の真実
ヒラマサとブリの違いとは?プロが見分ける決定打と味・価格の真実の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
市場のセリ場やまな板の上で、プロが一瞬でヒラマサとブリを判別する際に確認するポイントは主に3箇所存在します。全体のシルエットだけでなく、ミリ単位の骨格やヒレの配置に明確な差異が現れます。
最も確実な識別ポイントが口角(上顎の後端部)の形状です。口を閉じた状態の口角上部を観察すると、ブリは定規で引いたように角張った鋭角(直角に近い形状)をしています。対してヒラマサは、滑らかな曲線を描いて丸みを帯びています。氷水で体色がくすんでしまった個体であっても、この骨格構造だけは変化しないため、現場で最も信頼される鑑別法です。
次に見るべきは、胸ビレと体側を走る黄色い縦帯(黄色い線)の位置関係です。ヒラマサは胸ビレが長く、体側の中央を走る鮮やかな黄色い線の上に重なるように位置しています。一方のブリは、胸ビレが黄色い線よりも下に位置し、ヒレと線が重なり合わずに離れています。さらに、腹ビレと胸ビレの長さのバランスにも差があり、ヒラマサは腹ビレと胸ビレがほぼ同長であるのに対し、ブリは胸ビレのほうが腹ビレよりも明確に長いという特徴を持ちます。
全体の体型・体高にも明確な違いが表れます。「平政」という名の通り、ヒラマサは左右から押しつぶされたように平たく、体高があってスリムな流線型をしています。これに対してブリは、断面がラグビーボールのように丸みを帯びた筒状体型をしており、太く肉厚な印象を与えます。