算数と数学の違いとは?中1でつまずく原因と論理的思考を鍛える新常識
算数と数学の違いとは?中1でつまずく原因と論理的思考を鍛える新常識の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
文部科学省が告示する小学校・中学校の学習指導要領を精読すると、教育課程における両教科の役割分担が鮮明に浮かび上がります。小学校算数科では「日常の事象を数量や図形に着目して捉え、数学的活動を通して基礎的・基本的な知識・技能を習得すること」が主眼です。それに対して中学校数学科では「数学的活動を通して、数量や図形などに関する基礎的・基本的な概念や性質の理解を深め、数学的な見方・考え方を働かせ、論理的に思考し表現する力を培うこと」が明確に打ち出されています。
表から明らかなように、算数と数学では評価の重心が完全にシフトします。小学校までは「正しい数値を迅速に出す計算力」があれば成績優秀者として君臨できましたが、中学校の数学では「なぜその変形が成り立つのか」「どのような前提に基づいているのか」という論理的思考力と表現力が厳密に試されます。この学習目的の変容を自覚できないまま中学校へ進むことが、多くの生徒にとって最初の落とし穴となります。