Tds名曲「コンパス・オブ・ユア・ハート」に隠された感動の誕生秘話
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現在でこそ心温まる感動の船旅として定評のあるアトラクションですが、2001年9月4日の東京ディズニーシー開園当初は「シンドバッド・セブンヴォヤッジ」という全く異なるコンセプトで運営されていました。当時の演出は、アラビアンナイトの原典に基づいたダークでスリリングな冒険活劇であり、巨大な怪鳥ルックや恐ろしいサイクロプス(一つ目巨人)、妖しい人魚(セイレーン)の誘惑など、全体的に重々しく恐怖感を煽る演出が中心でした。
当時の来場者アンケートや現場データにおいて、「小さな子どもが怖がって泣いてしまう」「暗くて後味が重い」といったファミリー層からの意見が寄せられたことを受け、運営会社であるオリエンタルランドは大規模なリニューアルを決断します。2006年9月から約半年の休止期間を経て、2007年3月29日に「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」として生まれ変わりました。
リニューアルに伴い、シンドバッドの表情は険しい戦士の顔つきから柔和な青年の面持ちへと一新され、相棒となる愛らしい子トラのチャンドゥ(Chandu)が初登場しました。敵対していた巨人やサルたちとは「音楽と優しさで心を通わせる仲間」として再定義され、その世界観を一本の芯として束ねるためにアラン・メンケンによる「コンパス・オブ・ユア・ハート」が導入されたという経緯があります。