玉ねぎの冷凍保存は生のままで平気?時短の極意と失敗しない全手順
玉ねぎの冷凍保存は生のままで平気?時短の極意と失敗しない全手順の真相について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
「野菜を冷凍すると栄養が壊れてしまうのではないか」という懸念も多く寄せられます。しかし、玉ねぎの主要な機能性成分である硫化アリルと栄養価の変化を分析すると、冷凍による栄養損失は世間で心配されているほど大きくないことが分かります。
玉ねぎを切ったときに涙が出る原因物質である硫化アリル(アリシン前駆体)は、血液をサラサラに保つ働きやビタミンB1の吸収をサポートする成分として知られています。この硫化アリルは揮発性で熱に弱い性質を持ちますが、細胞が破壊されることで酵素反応が活性化し、加熱によって甘み成分であるプロピルメルカプタンなどにスムーズに変化します。冷凍によって辛味が抜けやすくなり、子どもでも食べやすい甘みが際立つのはこのためです。
水溶性のカリウムやビタミンCは、解凍時に流れ出る水分(ドリップ)に含まれるため、解凍液を捨ててしまうと損失が生じます。だからこそ、汁ごと摂取できるスープ・カレー活用レシピが栄養学的にも理にかなっています。煮汁に溶け出した栄養素をあますところなく体内に取り込めるため、栄養価のロスを最小限に抑えられます。