『もののけ姫』キャラクター一覧と公式裏設定!声優陣やサンのその後・相関図
話題沸騰中の 『もののけ姫』キャラクター一覧と公式裏設定!声優陣やサンのその後・相関図について、多角的な視点をご紹介しています。
森を守る神々もまた、一枚岩ではありませんでした。犬神と猪神の対立、そして自然そのものの具現であるシシ神の存在は、圧倒的なスケールで生と死のドラマを紡ぎ出します。
モロの君が遺した名言「黙れ小僧!」に込められた真意
美輪明宏氏が演じたモロの君は、圧倒的な母性と神としての峻烈さを併せ持つキャラクターです。サンを「人間として生きることも、山犬になりきることもできない哀れで醜い娘」と呼びつつも、深い慈愛で守り抜こうとしました。
アシタカが「サンを人間として生きさせる道はないのか」と問うた際に放たれた「黙れ小僧!お前にあの娘の不幸が癒せるのか!」という名言は、部外者の安易な同情を拒絶する神の誇りと、我が子の過酷な宿命を憂う親心が凝縮された名シーンです。美輪氏の怪演によって、神の威厳と母親の悲哀が見事に表現されています。
乙事主がタタリ神化した経緯とシシ神の死因
九州から海を渡って参戦した猪神の長・乙事主(500歳)は、鉄砲と罠によって一族を壊滅させられ、自身も深手を負います。さらに、侍たちが死んだ猪の皮を被って近づいてきたことで、「我が一族が黄泉の国から戻ってきた」と精神を錯乱させ、絶望と怨念から全身に赤い触手を噴出させてタタリ神へと変貌してしまいました。
そして、生と死を司る神「シシ神(デイダラボッチ)」は、エボシの石火矢によって首を撃ち落とされます。首を奪われたシシ神の体からは黒い体液が溢れ出し、触れたものすべての命を奪い尽くす破壊の権化となりました。アシタカとサンが首を取り戻して返還した直後、朝の陽光を浴びたシシ神は倒れ込み、風となって消滅します。この死と引き換えに、枯れ果てた大地には新たな緑が芽吹き、自然の再生がもたらされました。