Radwimps『狭心症』歌詞の意味とMvの深層|野田洋次郎が放った警告

今注目を集めている Radwimps『狭心症』歌詞の意味とMvの深層|野田洋次郎が放った警告について、詳しいまとめをご紹介しています。

シングル『狭心症』がリリースされた2011年2月9日は、RADWIMPSのキャリアにおいて極めて重要な特異点でした。そのちょうど1ヶ月後の3月9日には、金字塔と呼ばれる6thアルバム『絶体絶命』がリリースされています。この時期の楽曲群が持っていたテンションとテーマ性を客観的に比較・検証します。

楽曲名リリース日・形態主要テーマとサウンド特性編集部の批評・位置づけ狭心症2011年2月9日
(13thシングル)人間の認識限界、自己防衛の罪、重厚なスローロックと絶叫人間の「弱さと欺瞞」を冷徹に解剖した、バンド史上最もダークかつ切実な祈りの曲。寿限無(c/w)2011年2月9日
(シングルc/w)古典落語の引用、超高速ラップ、現代の情報過多への皮肉言葉の洪水で自我を埋め尽くす躁的アプローチ。『狭心症』の静寂と狂気の対をなす。DADA2011年1月12日
(12thシングル)言語遊戯、ダダイズム的破壊、強烈なグルーヴとリズム社会通念や既存価値観を言葉の連射で粉砕する、攻撃的エネルギーの頂点。君と羊と青2011年3月9日
(アルバム収録)疾走感、青春の肯定、NHKサッカーテーマソング生への爆発的な肯定感を描き、『狭心症』の絶望と対比される光の側面を担う。

データを見ても明らかなように、2011年初頭のRADWIMPSは『DADA』で言葉を極限まで解体し、『狭心症』で人間の道徳的限界を突きつけ、アルバム『絶体絶命』へと結実させました。この濃密なリリースペースの中で放たれた『狭心症』は、バンドが商業的成功の絶頂にありながら、迎合を一切拒否して人間の深淵にダイブした証拠です。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest