プロが直伝!筑前煮の作り方決定版|冷めても絶品な黄金比と裏技

プロが直伝!筑前煮の作り方決定版|冷めても絶品な黄金比と裏技の特集記事を解説します。専門的な知識が満載です。

筑前煮が他の一般的な根菜の煮物と決定的に異なるのは、「煮る前に油で具材を炒める」という工程です。この油炒めによって根菜の表面に油膜が形成され、旨味の流出を防ぐと同時にコクと照りが加わります。しかし、すべての具材を一気に鍋へ放り込むのは禁物です。

熱効率と各素材の硬さを考慮した筑前煮 具材 炒める順番の鉄則は以下の通りです。

  1. 第1段階(鶏肉):ごま油(またはサラダ油)を熱し、鶏肉の皮目を下にして香ばしく焼き色をつけ、余分な脂と香りを引き出す。
  2. 第2段階(硬い根菜):ごぼう、れんこん、人参など火が通りにくく硬い根菜を加え、油が全体に行き渡り透き通るまで中火でじっくり炒める。
  3. 第3段階(吸水性の高い具材):下茹でして水気を切ったこんにゃく、戻した干し椎茸、筍を投入し、旨味油を吸わせる。
  4. 第4段階(崩れやすい具材):下茹で済みの里芋を最後に入れ、油を軽くまとわせる程度に優しく合わせる。

炒め終えたらだし汁、酒、砂糖を注ぎ入れ、沸騰したら丁寧にアクをすくい取ります。ここで極めて重要なのが筑前煮 落とし蓋 タイミングです。調味料を加えた直後、沸騰してアクを取り除いた段階で直ちに落とし蓋(木の落とし蓋や中央に穴を開けたクッキングシート)を密着させます。落とし蓋によって少量の煮汁が蒸気とともに対流し、具材全体を包み込むように均一に熱を伝えます。煮汁が具材の半分程度になるまで中弱火で煮詰めた後、落とし蓋を外して強火で鍋をゆすりながら煮汁を絡めることで、極上の照りが完成します。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest