明石の古社・稲爪神社の歴史とご利益|鬼退治伝説の真相に迫る

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稲爪神社が鎮座する明石市大蔵谷は、古代山陽道と明石海峡が交差する交通・軍事の要衝でした。社伝によると、創建は推古天皇36年(628年)に遡ります。当時、三韓より「鉄人(悪鬼)」と呼ばれる異形の賊が播磨灘から上陸し、民を苦しめていました。朝廷から派遣された小野道万(おののみちまろ)が伊和大神(大己貴命)に祈願したところ、雷鳴とともに神馬に乗った神が現れ、矢を射て異賊を退散させたといいます。

その際、空を裂いた稲妻とともに、岩の上に神馬の蹄(爪)の跡がくっきりと残されたことから「稲妻」転じて「稲爪神社」と呼ばれるようになったと記録されています。この鬼退治伝説は、単なる民話にとどまらず、古代日本における外敵防衛や海民・渡来文化との摩擦、製鉄技術集団との関わりを象徴する貴重なフォークロアとして民俗学者からも高く評価されています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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